秋田県で暮らす日記

大館市にIターンして見つけた地域らしさを紹介します

人・団体

ドイツから来たビールの祭典(秋田市)

独国由来「オクトーバーフェスト」は日本各地で倣い開催され、秋田は15日まで。 静かな目抜き通りの会場テント内は意表を突き大賑わい、火を焚き十月でも暖か。 地・独ビールやソーセージに生バンドの時間、ほろ酔いに音と喧騒が心地よい夜。 イベント「秋田…

悪路でひらめく

山奥の生コン配達先までの林道を、くぼみや大石を避けながら恐々運転し数十分。 これは趣味の登山で滑らぬよう足の置き場を選びながら歩くのと一緒ではないか。 当たり前のことを発見して妙に納得し、前より少し楽しくなる哲学の秋でした。 (場所を改めて撮…

きりたんぽ本場で食と文化の祭典(大館市)

郷土料理きりたんぽの各店や一万本焼き、大館中心のご当地グルメが多数出展。 曲げわっぱ作りや秋田犬ふれあい体験なども、文化を一挙に楽しめる恒例の祭。 さすが前年13万人超の来場実績で今日は16時過ぎ訪れ売切ぎみ、9日まで開催。 イベント「本場大館き…

「煮ぼし味ラーメン」(大館市 大館麺類センター)

地元のスーパーで見つけた、ご当地製麺所の生麺・スープ・スパイスが入った品。 大館は拉麺店も煮干系が割と多く、隣る本場の津軽地方と巡りがいある一帯。 年中好んで食べるラーメンも、こう寒くなると増して幸せを感じます。 (平成29年10月6日時点の情報…

月と三味線

縁側の小部屋で中秋の名月を観て、良いな和風の住まい...ふと我に返ります。 一軒家を借りた動機は江戸小唄の練習で、おもむろに取り出す久々の三味線。 最後に会で演った曲「待宵月」は昨日の月の名、今日から心機一転「狐踊り」を。 akitaodatelifejp.hate…

想像上の重機「バックホイール」

仕事で以前、現場に「バックホー(ショベルカー)いる」と道案内されました。 秋田言葉への耳が未熟で「バックホイールってどんなのですか?」と聞き違い。 なじみのアームを動かすジェスチャーで気づき、道中一人車内で笑っていました。

家の冬支度で出鼻をくじく

のんびり朝から畑の作物を総菜にし、小休憩のはずが五時間の昼寝で17時に起床。 ストーブとこたつや冬の寝具を出し、普段の炊事洗濯の家事であえなく休日終了。 ビフォーアフター番組に感心しつつ、自宅のガタつく雨戸閉めや薪運びは宿題に。

黄金色の秋田

米の収穫時期を迎え、たわわに実った稲がどこまでも黄金色に染まる秋の田。 兼業農家の人は会社を休んだり、稲刈り帰省の人がいたり、仕事もたけなわ。 曇天に月が出て暮れる瑞穂の国、神々しさを感じる風景が秋田にはあります。

ヒガンバナが咲く

2、3日前に開いたと聞いた真っ赤な彼岸花(曼珠沙華、まんじゅしゃげ)。 会社の隅で祠(ほこら)のように茂った低木の中、妖しげな美しさを放ちます。 時季の差が顕著な桜や水仙もあれば、秋田でもちょうど秋彼岸に咲いた律儀な花。 akitaodatelifejp.haten…

熊肉ラーメン(お食事処シカリ 北秋田市阿仁打当、あにうっとう)

地域伝統の猟師「マタギ」の頭領を意味する「シカリ」は、打当温泉にある食堂。 周辺の売店で見た数千円単位の高価な肉、少量のり1,550円と手頃(今日現在)。 意外に臭みなく柔らかで、山の文化を楽しめ来客を秋田案内するときも良さそう。 レストラン お食…

煙突ブラシ

今期の薪ストーブ使用を前に大家さんが掃除してくれて、方法を見て学びました。 煙突内のススを落とす長い柄のワイヤーブラシ、移住して様々な道具を覚えます。 もう焚く時期か早いなと思えば最後の使用は5月末、体感もとい実際に速いです。 akitaodatelifej…

冷凍していた鮎を焼く

昨日はアユ釣り客たちの姿が見られましたが、今日は台風の影響でインドア。 前に分けてもらった大館の鮎を網焼きで、頭から尾まで丸かじり全部いけます。 保存食が特に重宝する雪国、冷凍庫が満室のため別途ストッカー購入を検討中。

欄間(らんま)

自宅古民家の欄間は部屋や壁ごとに異なるデザインで、写真は一部です。 装飾と採光に風通しといった目的で、昔の日本家屋などで見られるお洒落。 インテリア大国北欧然り、冬に長く過ごす秋田の住まいを楽しみたいものです。

缶コーヒーをもらう

仕事で工事現場の人たちに、缶・ペットボトル飲料をもらうことが度々あります。 ありがたく飲んでいるうちに、銘柄や自販機の品揃えに詳しくなりつつある近頃。 移住前の内勤時は主にカップの飲み物でしたが、外ではもっぱらこれが便利です。

便利な作業服

約二年半前の移住当初に買った、大館のワークマンで一枚1,500円だった作業着。 仕事で着て、帰宅後そのまま畑、休日は登山や釣りにも、ライフスタイルに合致。 建設・運送業に就き知った、丈夫で楽かつ無駄ない機能美の、よくできた服です。 (平成29年9月12…

衣替えする

今月フリース上下を着て、納戸や脱衣所で電気ストーブをつける朝晩がちらほら。 日中は暑さがあるため夏服を一部残しつつ、いつ寒気が来てもいいよう秋冬物を。 冷えで行動が鈍った経験から早めに、秋田の寒さを思い出し気が引き締まります。

秋田の夏を振り返る

特に印象的だったのは秋田や近県の多様な祭り、元気に育った自家菜園の夏野菜。 遊びの対価に去年は海でブヨ、今年は山でアブに栄養をやった思い出。 ともあれとても魅力的な田舎の夏が秋田にはあります。

執念の名花火に熱たぎる(大曲の花火 大仙市)

日本一を賭け全国の花火師達が腕を競った昨日、秋田で毎年開催の栄えある大会。 精緻な技光る大輪、眼前に一面の閃光、一瞬で焼き付く芸術を歓声が証明します。 冠水被害を徹夜で克服、70万の客と住民や商人の思いが背景の只ならぬ花火です。 イベント「全国…

育てたトウモロコシを食べる

収穫は湯を沸かしてからと言うほど、新鮮なものは格段に美味しいです。 上から何列か虫に食われたものもあり、そこだけ切除し教えの通りすぐ塩茹で。 自作野菜を食す生活で、多少の虫食いや変形は問題なしと見方が変わりました。

秋田美人は夜集う(毛馬内盆踊り 鹿角市)

涼しい晩に開かれた優美な伝統の毛馬内(けまない)盆踊りは明後日まで。 頬かむりし留袖や紋付を着、囃子と民謡の甚句(じんく)で踊る和の情緒。 覗く肌は夜いっそう白く、雪国への恋心を誘い、行く夏を静かに送ります。 年中行事「毛馬内盆踊り」 【開催…

血湧き肉踊る祭り囃子(鹿角市花輪、かづのしはなわ)

山場は「駅前行事」、煌々と全10基の豪華な屋台が共演する囃子に色めく場。 聞くというよりも、からだ全体で感じるという方がしっくりくる花輪ばやし。 興奮、憧れ、夏の記憶、町の歴史などを含んだ音がどっと押し寄せてきます。 年中行事「花輪ばやし」 【…

世にも美しい盆踊り(雄勝郡羽後町西馬音内、おがちぐんうごまちにしもない)

西馬音内(にしもない)盆踊りと阿波・郡上で日本三大盆踊りと言われます。 半月形の前後が反った編み笠に、色色の絹布を接いだ端縫い(はぬい)衣装。 顔を見せず指先まで妖艶な行列が、この世とあの世の交わりを思わせる不思議。 年中行事「西馬音内盆踊り…

作家の石川達三(いしかわたつぞう、現・横手市出身)

秋田横手生まれの石川達三は作品「蒼氓(そうぼう)」で第一回芥川賞を受賞。 東京からの来客がファンで秋田市の資料館へ、事前に慌てて図書館で借り読了。 硬派な内容や秋田弁が面白く、次は大館出身の小林多喜二「蟹工船」も読もう。 郷土文学館 石川達三…

世界一の大太鼓が轟(とどろ)く(北秋田市綴子、つづれこ)

綴子地区に伝わる大太鼓を展示する大太鼓の館で明日まで実演あり(要問合せ)。 牛の一枚皮を使った直径3.71mギネス認定の和太鼓上に乗り演奏する姿は壮観。 今回は終了後に観客も叩くことができ、本物の音と振動を身近に体験しました。 博物館「大太鼓の館…

ねぷた天高く罷(まか)り通る(青森県五所川原市)

「ヤッテマレ!」(やってしまえ)の掛け声が熱く耳触り良い津軽の夏の夜。 高さ20メートルを超す立体的な人形灯籠の山車一行が市中を練り歩く威勢。 祭りのために電線を地中化した全力で楽しむヤッテマレの心意気にしびれます。 年中行事「五所川原立佞武多…

竿燈(かんとう)の稲穂が実る大通り(秋田市)

市の中心部を貫く竿燈大通りを主に毎年開催「秋田竿燈まつり」今年の最終日。 豊穣を祈り稲穂に見立てた竿燈を操り、空を煽(あお)るように魅せる妙技。 街なかで大々的に祭る光景に、米の国秋田が永く継ぐ風土と個性を感じました。 年中行事「秋田竿燈まつ…

NHKのど自慢の予選で敗退する(大館市)

明日6日に生放送予定のテレビ番組「NHKのど自慢」の会場は大館です。 今日は予選で残念ながら落選しましたが、舞台での高揚と緊張感は得難い経験。 秋田を宣伝したい気持ちにさせてくれた土地と地元の人たちに改めて感謝します。 (平成29年8月5日時点の情報…

天空の不夜城(能代市)

日本一の高さ24.1メートルを誇る城郭型灯籠をはじめ6基の山車が大通りを闊歩。 祭り囃子とともに迫る豪華絢爛な装飾は圧倒的見栄えで、仰いだ目が釘付けに。 約百年ぶりに平成25年に復活した大灯篭、夏祭りの新たな代表たる存在感です。 イベント「能代七夕 …

青い田んぼと山々

遠目には水面や床が見えないほど稲が茂った青田(あおた)が広がる夏の日。 奥の山々が重なり青いグラデーションを作り、夕焼け空が色を引き立てます。 先の荒天が止みすぐ田を見回る姿があったように、自然と人の織りなす風景です。

タチアオイが華やか

民家の庭や田んぼの周りなどに、色とりどりの立葵が咲き誇る時期。 背が高く大柄の派手な花で、どことなく異国情緒があります。 敷地が広く園芸が盛んな土地柄、日常の風景が目の保養に。