秋田県で暮らす日記

大館市にIターンして見つけた地域らしさを紹介します

人・団体

精米(せいまい)する

稲作が盛んな秋田では、米農家の知人から玄米をまとめて仕入れる一般家庭も。 これを白米にするコイン精米機という施設が多く立地し、誰でも利用できます。 玄米は保存に良く、小刻みに精米すれば、新鮮でおいしいお米が日々の食卓に。

ワカサギを天ぷらにする

大家さんが八郎潟(はちろうがた)で釣ったワカサギをもらいました。 旬の味を天ぷらにして塩をちょいと、ビールに最高です。 こう美味しいなら冬もいいな、氷の上で糸を垂らしたくなりました。 akitaodatelifejp.hatenablog.com

神木が炎をまとう(北秋田市七日市葛黒、くぞくろ)

江戸時代から続くと伝わる火祭りは、平成に入り一度は絶え、近年復活しました。 今回インターネットで資金を募り(クラウドファンディング)、生徒らも担い手。 厚い雪の田で神木は燃え盛り、福を祈り、山奥の集落に今の時代の声が響きます。 年中行事「葛黒…

城下町の雛(ひな)飾り(仙北市角館町、かくのだて)

城下町角館の武家屋敷や商家などに受け継がれるお雛様を現地で公開しています。 豪華な享保雛(きょうほびな)や、庶民的な型紙に布を重ねた押絵(おしえ)が。 江戸から平成、顔かたち様々に古今の歴史を映す花やかな展示は、来月11日まで。 イベント「角館…

雪国のかまくらまつり(横手市)

町中の数カ所に、雪を固めてくりぬいた「かまくら」が作られ、歩いて巡れます。 夜は中から頭巾に半纏の子供達がかわいい声で招き、甘酒や餅でもてなし幻想的。 入ると意外に暖かい、秋田でも特に雪深い県南横手、雪国の雪を楽しむ祭りです。 (上:昼の横手…

秋田話し言葉「暖気(だんき)」

冬の少し暖かい日を「暖気」と言い、初め専門用語を話す人が多いなと勘違い。 授業や天気予報で使う言葉の印象で、秋田に来るまで日常会話に出た経験がなく。 寒いとき対の寒気でなく「しばれる」と言うのは、基本が寒気だからでしょうか。

遠い春の兆(きざ)しを感じる

外で作業中に腕時計を見ると、もう勤務時間終了まぎわ、空が明るく気づかずに。 徐々に日が長くなり、帰宅してもまだ明るく、季節が巡っていることを感じます。 五月まで残雪があった家の冬はしばらく続き、やがて来る春を思うのも一興です。

だまこ鍋を作る

ごはんを半殺し(半分くらい潰す)にし丸めた郷土料理「だまこもち」入りの鍋。 家では網で焼き、具やつゆはきりたんぽ鍋と同じ鶏肉やセリなどを使っています。 たんぽ既製品は秋田のスーパーによく売っていて、だまこは自作するときに手軽。

飴(あめ)が彩る雪の町(大館市)

白い町を彩る枝木に結んだアメが愛くるしい、大館(おおだて)昔からの祭り。 この日に食べる飴は風邪封じと言い伝えがあり、通りは多くの人で賑わいます。 露店に並ぶ色とりどりの地元で作る飴、催しも多数、雪国の朗らかな風景です。 年中行事「大館アメッ…

紙風船が灯って浮かぶ(仙北市西木町上桧木内、かみひのきない)

浮世絵などを描いた巨大な和紙の風船が、火を灯し空にたゆたう毎冬の風物詩。 幾つも上がると壮観ですが、湿り雪が落ちた今回、多く飛ばずに終えるものも。 冬蛍(ふゆほたる)のあだ名のように儚(はかな)く、無常を感じる夜でした。 年中行事「上桧木内の…

秋田も場所で雪の量が違う

内陸の大館(おおだて)から沿岸の能代(のしろ)へ走ると途中から積雪が減少。 県内で量に大きく差があり、遠い南部はどうだろう、などと歩道を眺めていると。 園児達が来てそこの小さい雪山で始めた米袋のソリ遊び、頼もしい五輪前日です。

ミキサー車は未舗装路を走る

ぬかるみの走破などを考慮し、前輪以外の後ろ二列(軸)のタイヤが駆動する型。 写真はスリップ対策で入れるデフロック(対の車輪の回転差をなくす)スイッチ。 装置や駆動方式は万能でなく、凍結路・雪道にも使い方次第のため、過信をせず。 akitaodatelife…

最寄りの「天丼てんや」に行く(青森県弘前市)

移住前よく行った関東中心に展開するファストフード天丼チェーン「てんや」。 好きで食べたくなるときがあり、大館から一番近い店がある隣県青森の弘前へ。 途中の道の駅や温泉、街でたまに覗くディスカウントストア、愛すべき日常です。 「天丼てんや 弘前…

戻して煮たトラマメを食べる

水に一晩つけて戻してから、ストーブの弱火に三時間かけて作った甘煮。 都会では買って済ませた物事も、利便でない環境と興味から、自分でやる機会が。 くずれず去年より上達、と経験を積みまめまめしく過ごせば、明日はもう立春。 akitaodatelifejp.hatenab…

もつ焼き・居酒屋「からす森」(秋田市)

路地から見えた串さばき、店内を横断する二本のカウンターに吸い寄せられます。 ホルモンの焼き鳥と煮込み、気取らない酒に合う正統派の小鉢、絵になる昔風情。 夜の秋田駅西口、どうもとフラリ来られる止まり木のような、人情集まる場です。 モツ(ホルモン…

0度でも暖かく感じる

冬うらら正午は暖かく休憩も昼寝日和、どうりで、道路の温度計は0度。 移住前や今でも東京へ行けば0度は寒いのに、秋田の0度はそうでもない心理。 何せ今晩の大館は−13℃予報、ここぞと水抜きし暖房の燃料を確認するのでした。 akitaodatelifejp.hatenablog.c…

乾燥させたトラマメ(虎豆)を戻す

虎柄のような斑(まだら)模様が愛らしい、インゲン豆の一種とら豆。 秋に大家さんが収穫したものを分けてもらい、乾燥させ保存していました。 じゃらじゃら音のする粒たちが、ホクッと甘い煮豆になるのが面白げ。

凍結した風呂の水道設備を直してもらう

あれ確か説明書は−15℃が凍る目安、数日後に暖かい予報だしまず待ってみよう。 先日大家さんに伝えると水面下で業者さんを呼んでくれていて、急きょ午前午後。 夜になり毎日外湯通いも大変だ、何でも他人事や額面通りでないと反省しました。 akitaodatelifejp…

保温ボトル

仕事時の昼食は家から持参し、トラックの居室でとることが多いです。 弁当に加え、保温・保冷ができる水筒とスープジャーが重宝。 特に冬や夏は飲むと休まり調子が整うようで、外に出たときだいぶ違います。 akitaodatelifejp.hatenablog.com akitaodatelife…

雪かきは運動になる

出社しスノーブラシで大型車の雪下ろし、帰宅しスコップとスノーダンプで除雪。 雪でも気温が低くても、山登りと同じく進むと暑くなり汗をかく有酸素運動です。 けさ玄関から膝下の雪をかき分け歩き、登山部でした雪上訓練を思い出しました。 akitaodatelife…

辺境の眠らぬ図書館(国際教養大学 秋田市)

国際教養大学の図書館は24時間開館、街から離れた森の中にあり自習には好条件。 秋田杉の梁(はり)や柱に弓なりの書架が美的、一般客も時間帯で利用・見学可。 本学は授業を英語で行い海外留学必修、国内外の人達が交差する活発な場末です。 「中嶋記念図書…

太陽をありがたがる

ずっと広がる田園の仕事現場で、遮るものがなく吹きさらす風がとても冷たい。 雲間から太陽が見え隠れ、日が射すととても温かく生き返り、光合成する気分。 作物の葉の摘みすぎは禁物と省み、お天道様と称した昔の人に思いをはせます。 (業務に差し支えない…

「秋田弁!単語カード」

秋田の知人から最近もらった秋田弁の単語帳。 かわいいイラストとともに73語収録、よく聞く方言や初耳の言葉が。 学生時代を過ぎても、実践と机上いつまでたっても勉強です。 「秋田弁!単語カード」 【企画】スタジオアットテイク 【制作】くまがい印刷(秋…

地場企業「たけや製パン」のパン(秋田市)

県内スーパーなどに数々の商品が並び親しまれる、秋田ご当地たけや製パン。 大手山崎製パンの当県に流通するパンも、業務提携で製造販売しています。 タケヤ昔からの「バナナボート」、全国区ヤマザキは「まるごとバナナ」です。 (平成30年1月12日時点の情…

重機カレンダー

年末挨拶などの関係で職業柄、建設機械の写真カレンダーを譲ってもらいました。 稼働中の臨場感あるビジュアル、十二の多様な建機が集う図鑑っぽさにときめき。 昨年版に続き愛用していて、日々眺めると仕事に精を出そうと思えます。 (制作者の日本キャタピ…

適度な帰省を大切に

地方と都会は異なる魅力があると移住前・当初から思い、今もそう感じます。 秋田と長く暮らした東京圏に、それぞれ親しい人や物事がありどちらも大事。 秋田で暮らし、自分なりの頻度で帰省し実家や都会へ行く生活をしています。 akitaodatelifejp.hatenablo…

甘いドーナツと苦いコーヒー

朝に大家さんと会い年明けの挨拶をするとドーナツをくれました。 実家からの帰路の弘前で、夕食をミスドと葛藤し地場の店にしたばかりの偶然。 故郷の友人からの珈琲を母に持たされた一客でさっそく、おいしくて甘苦。 (平成30年1月7日時点の情報です) aki…

青森の弘前に近い大館

帰省から戻る鉄道の旅程に弘前(ひろさき)駅で待ち時間があり途中下車。 改札を出るとリンゴ像と大館アメッコ市のPRが、どちらも可愛いモチーフ。 最寄りの大きな街でよく来るため、行政区域は違っても秋田暮らしの一部です。 (平成30年1月6日時点の情報で…

郷土料理店「あきた美彩館 ダイニング」(東京都品川駅前)

東京のターミナル駅でビジネス街、商業ビル内の秋田県アンテナショップ併設。 きりたんぽ鍋や比内地鶏親子丼と定番のなか稲庭うどんを、日本酒も複数あり。 回転が速い平日の昼に故郷の料理名が飛び交う、都会の日常に根づく秋田です。 秋田県産品店・食堂「…

日本酒「刈穂 種月 純米大吟醸」(大仙市 刈穂酒造)

秋田清酒が販売する刈穂(かりほ)酒造の銘柄「種月(しゅげつ)」でお祝い。 元旦のみくじに飲み過ぎ注意と戒めがあり、このラベルには禅語「耕雲種月」。 神様仏様、自然の下で耕し種をまき酒は使いように自律して吉、という解釈で。 (平成30年1月2日時点…